青木維持のナニワ金融道は、このようにバブルがオフになって消費が冷え込み感に基づいて、生産と消費の矛盾が深刻化していく過程で発生する激しい生存競争をサグムユン市場の周りでよく描いた。
しかし、現在の全地球的に進行している金融業界の大競争社会が日本にも到来した場合ナニワ金融道でのサグムユン領域が球金融の領域で吸収されずに生き残ることができるだろうか。
過酷なアイエムエプ治下で鍛えられたおかげで、金融業界の大競争面では、日本の先輩格である大韓民国。ボール金融で乱発したクレジットカードの負債が全域を揺るがしていることを考えると、浪速のサグムユン話ではなくロマンチックであることである。
サグムユンとボール金融を問わず、おそらく全地球的にほぼすべての場所で例外なく行われている食物連鎖をめぐるサバイバルゲーム。
ナニワ金融道は、部外者にも見せてくれなかった、ベールに積もった日本人特有の商取引やサグムユンの風景を特別な誇張や軽減ガムせずに、ありのままを非常に鮮やかに線を示す。
これは、ナニワ金融道の独特な絵の世界に由来した側面もなくはない。
日本の漫画評論家夏目房ノースけ(夏目房之介)は、青木油脂のナニワ金融道は、まるで油絵の重ね塗り技法だとしたことがあるが、実際に彼はまるでヨーロッパの細密画のように借用証書の小さな文字はもちろん、畳の部屋の細かい線まで描いた。
なにわのサグムユン世界は彼の細密画一枚一枚を介して一つ一つ世の自分を現したのだ。
特別な漫画の勉強をしていないため、一般的な漫画文法から外れた青木維持の漫画ナニワ金融道はそのようなわけで、それなりの独特な漫画風を生み出すきっかけとなったにちがいない。
自分ががんになるほど全身を尽くして描いた漫画家青木のこだわりがなにわをめぐるサグムユン風景を金融界(界)ではなく金融道(タオ)と命名したのかもしれない。